未経験入社で任された大規模案件。
お客さまと先輩が、僕を育ててくれる。
現在、僕が担当しているのは、カスタマーセンターで使うシステム開発のライブラリ管理です。多くのシステム会社が関わり、オフショアのスタッフも入っているので、メンバーは総勢150名を超える大規模な案件です。それだけの人が関わるので、どういう作り方で進めるかであったり、データの形式を統一させないと、結果的にそれぞれのシステム同士がマッチせずに製品として機能させることができません。そこで、制作する上でのルールの線引きを行い、データなどの資材管理を行うのが僕の役割です。
今でこそ、なんとか仕事を回せるようになってきた気がしますが、最初はもちろん、不安もありました。前職はテニスのコーチだったので、プログラミングも、IT業界もまったくの未経験。打ち合わせに出ても、「本当に地球の言語なのか?」っていうくらい、まず用語が分からないんですね。それでもやってこれているのは、周りのサポートに助けられているからだと感じています。一緒に仕事をしている先輩は1を聞いたら4返してくれるという感じで、基礎的な用語から複雑なシステムの構造まで、詳しく教えてくれます。さらに、仕事にかける熱意がすごい。技術の高さや知識量の多さはもちろんですが、ひとつの案件に向かう姿勢に、学ぶところは多いです。
それにお客さまも、僕を育てようとしてくれているのが分かります。そもそも、僕がこの案件に選ばれたのは、まったくの未経験だからなんです。お客さまの「エンジニアを育てたい」という要望から、僕が担当することになって。みんなで僕の成長を見守ってくれていると感じますし、その期待に応えなきゃいけないという責任感も持っています。
どこか「遊び」を感じられるから、
学ぶことも、僕にとっては楽しみのひとつ。
エンジニアになりたいと思ったのは、テニスコーチ時代のこと。パソコンのソフトを使ってスクールのイベントを組んだり、チラシをつくったりしていて、こういう便利なソフトを自分でも作れたら楽しいだろうなと考えたのが最初でした。それからすぐに、転職へと心は向かっていました。昔からそうなんですが、一度「やりたい」と決めたら、もうやらないと気が済まないんです。逆を言えば、好きなことだったら、いくらでも頑張れるし、努力を楽しむことができますよね。
コーチをやっている時に生徒によく言っていたのが、「Have toじゃなくて、Want toでやりましょう」。誰かに強制されていやいや練習しても上手くならないし、長続きしない。だから、入社してからの研修でも「勉強しなきゃ」ではなくて、「どうやって楽しもうか」ということをいつも意識していました。もちろん、未経験なので基礎的なところからの地道な努力は必要でしたが、インプットばかりではなくて、学んだ知識で簡単なゲームを作って遊んだりもしていました。先輩にも「ちょっとやってみてくださいよ」なんて言って、バグを発見されちゃったりして。
ラフアンドレディは、面接の時から雰囲気がいいなと思っていましたが、それはきっと、僕が勉強しながらゲームを作って楽しんでいたように、仕事の中でどこか“遊び”を感じられるのがあるんじゃないかなと感じています。
普段からも、難しい技術の話をしているかと思いきや、いつの間にか笑い話に変わっていることもよくありますし、社内イベントや月1の帰社日には、仕事と同じくらいの熱量で、みんなで遊ぶ企画を考えます。そういう“遊び”があるから、自然と仕事も楽しんでいけますし、楽しいから、これからどんどん成長できるんじゃないかって、期待できるんです。